虚無への供物
- 作者: 中井英夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1974/03
- メディア: 文庫
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97年ドラマ「薔薇の殺意」原作。
深津絵里かわいいなぁー。
仲村トオル、ヘタだなー、演技。
小峯麗奈、若かったなぁ〜!
全6話ですが、あー、4話最後で犯人わかっちゃったー。
ので、最後の謎解きシーンは「ふ〜ん」ってなカンジ。
動機が、そう来るとは思わなかったけど。
男はね、父親を乗り越えなくてはならないのだけど、その手ごたえを自分で認知するかしないかは、その後の生き様に関わってくるよね。
乗り越えることを奪われた男。そして、肉親の死を受け止められなかった男。
それを、理屈をつけて「供物」として解決しようとした男。
なるほどね、とは思ったけど、こういう味わいでミステリーを構築するのは好みではないなぁ。