虚無への供物

虚無への供物 (講談社文庫)

虚無への供物 (講談社文庫)

見終わりました。
97年ドラマ「薔薇の殺意」原作。
深津絵里かわいいなぁー。
仲村トオル、ヘタだなー、演技。
小峯麗奈、若かったなぁ〜!
全6話ですが、あー、4話最後で犯人わかっちゃったー。
ので、最後の謎解きシーンは「ふ〜ん」ってなカンジ。
動機が、そう来るとは思わなかったけど。


男はね、父親を乗り越えなくてはならないのだけど、その手ごたえを自分で認知するかしないかは、その後の生き様に関わってくるよね。
乗り越えることを奪われた男。そして、肉親の死を受け止められなかった男。
それを、理屈をつけて「供物」として解決しようとした男。
なるほどね、とは思ったけど、こういう味わいでミステリーを構築するのは好みではないなぁ。