ダメ男から上手に逃げる法

ダメ男から上手に逃げる法

原題はダメ男などと書かれていないのですが、いわゆる妻や恋人へ暴力（身体的・精神的・言葉）を振るってしまう男性について書かれている本です。
私がこの本がいいなと思ったのは、何かと社会学者や心理学者などが書くこうした本は「こういう人間はこう解釈できる」と分析や解釈の説明で終わってしまいがちなのが、これは非常に一般人が読んでもわかりやすい書き方で「こういう男性をわかってやってよ」と書いてある上に、かつとても現実的で対処可能な範囲で「それでどうしたらいいの？」というところまで書かれているところです。
「逃げる法」とは逃げ出すことだけでなく、相手を理解し自分が巻き込まれないような対応方法をすることも含まれています。邦題にするとき、きっとこの方が手にとってもらいやすかったんでしょうね。