2006年に見た映画ベスト3

音楽と本と映画をベスト3にしてみようと思ったら、2006年は購入したCD6枚。借りたCD3枚。という自分でも驚きビックリの結果。本にいたっては専門書ばっか読んだのでランキング外。映画は映画館へ行ったのは1回だけ。生音楽を聴いたのも平均して月1回くらいだったと思う。
今年は自分の将来に影響する出来事が多くて、引っ越さなくてはならなくなったし、自分の将来のことで悶々と家に篭り、準備したり、そんな一年だった気がする。

せめて見た映画のベスト3でもやってみようかと試みてみる。

文句なし。一位。当時の興奮状態は別記事にて書かれてます。こんな長い文章読む気しねーよ!って後から自分でつっこんだほど、当時の私は興奮してアレコレ書いたらしい。

ここ1〜2年は洋画より邦画がおもしろいと感じることが多い。この映画は人間の騙し騙され騙しあい、どんでん返しの繰り返しのストーリーも面白いのだけど、私が一番好きなのは。アメリカ映画とは違うセックスシーンなしの、でも心と心のつながりが強く感じられる、愛情の表現の仕方が、日本映画っぽくて好きだ。例えば向田邦子作品のような、手を握ったわけでもないキスしたわけでもないほんの数秒目が合っただけのシーンなのに一番下の妹が姉の女部分を感じてドギマギするような、ああいう感じの雰囲気があった映画だった。

  • 3位「女はみんな生きている」

自分が女としてこれからどう生きていこうか、って考えさせられる年齢に差し掛かったのもあるのだろうけど、ヨーロッパの、女性の生き様をストーリーに盛り込んだ作品は昔から好きだ。「オール・アバウト・マイ・マザー」を見たときも大学生だったけど「女としてどう生きるか、何に軸を置くか」っていうのが琴線に触れたっけ。でも、この映画は「オール・アバウト・マイ・マザー」のように重くもないし暗すぎもしないし、それがもっと好きかも。基本はサスペンス?だし、社会派だし、どこか肩の力抜いて笑えるシーンもあるし、こんな大変な経験したなんて!っていう主人公もどこか明るいし。