ラッキーナンバー7

クライム・サスペンス。とか言われる類の話か。なので、感想を書きたくてもネタバレになりがちなので、あんまり書けないけど。
クライング・ゲーム」とか「L.A.コンフィデンシャル」とか「ユージュアル・サスペクツ」のような感じ。そこまで社会的事件でもないか?そうか?
「時間(とき)は流れた」出だしのブルース・ウィリスのこの言葉が、最後の最後で大きな意味を教えてくれる。コトの背景はとってもむごいことなのに、なぜかカラクリがわかればわかるほど切なくなった。腕時計で泣いた。最後の最後、車のシーンで「ああ。そうか。それもか!そこもか!なるほど。」と。
バイオレンスとかグロイのは苦手な私だけど、この映画は面白かった。ちょっと「うっ!」と思うシーンはあったけど、楽しく最後まで観ることができました。(ちなみに「トゥルー・ロマンス」は最初の30分のバイオレンスシーンでギブアップした。基本、タランティーノ作品は最後まで観れたためしがない。)



ブラッド・ピットイ・ビョンホンジョシュ・ハートネット
濡れ場シーンを見たとき、「裸を見たのってこの3人かなぁ?」なんて、ふとすぐに思い出したのだけど。他にもいるかもしれないけど。ジョシュさんは情けない顔で、ずっとこれまで「しょーもない男だなぁ」ってなイメージだったのに、この映画観て「お。全身、それ、好み。」とか思ってしまった。どうやら私は全身が少しぽっちゃり具合の体型が好みらしい。




ジョシュさんとウィリスさん以外の3人の俳優さんもさすが渋かった。さすが、だ。モーガン・フリーマンは珍しくそんなに賢くない役だった。ベン・キングスレーはやっぱりキングスレーな味わいだった。こういう感情を抑えて賢い人物は私は好きなんだ。でもこういう人と恋愛すると冷たくあっさりと振られるんだぁ。仕方ない。スタンリー・トゥッチさんはどっかで見る顔だなぁと思ってたけど、どっかで観てると思う。


ルーシー・リューのファッションが彼女に着させるには厳しい…。なんとも彼女に似合ってなくて。キッチンでジョシュと話すときのミニスカートなんか、そのミニスカートもそのソックスとか痛々しい。
(たぶんこの監督の得意技なんだろうけど、スタイリッシュな映像というか。例えば、20年前の駐車場のシーンとか、ホテルのシーンとか、フィッシャーが住んでるアパートとか彼の部屋の小物とか。そのなかヒトツにルーシーさんの服装もあったんだろうけど)
役柄も活発な性格の役だったんだけど、なんだか…合ってなかった。そのミニスカートでキッチンに上って座ってポンポン話すシーンがあるんだけど。チラリズム的な。うう〜ん。違和感。無理があるっていうか。役柄としては「彼女がやるのは、どうかなぁ?」って感じだったけど(もう少し年齢が若い女性の方がいい気がする)、ジョシュさんとの絡みでの相性を考えるとこれでいいんでしょうか。どうなんでしょうか。私が似合ってないと感じただけか。


もひとつ。作品最初にも最後にも流れるテーマソング(曲のタイトルを書くと、これまた半分ネタバレになるのだけど)が非常に非常に私好みでして、「誰のいつごろの曲なんだろ!」ってワクワクしてたら、最後のカラクリが全部わかったときに「だから、かぁ。」と納得。時間(とき)は流れてるんですよ。ええ。曲にも注目あれ。


あと、木場さんの感想で「あの役はブルース・ウィリスじゃなくても」と書いてあったの読みながら思った。「あれじゃん?20年前のあのシーンを、ウィリスで、あのファッションであの髪型であのサングラスで、やらせてみたかったからじゃん(笑)?」とか、ね(笑)。





  • ジョシュ祭り

どうせ2作品借りたなら、いっそのこと「ひとりジョシュ・ハートネット祭り」を開催しようか。
http://d.hatena.ne.jp/chubbette/20070209
にもあるように、知らずに主演作品チェックしてたし。
http://d.hatena.ne.jp/chubbette/20070422
ここも参照して。